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【娘の中学受験 合格レポvol.3】わたしの中に芽生えた直感と、娘の過去の実績とから、娘にした“とある提案”とは

前回、
『自己表現入試』の存在について
チラッと書かせていただきました。

そう、わたしからの提案は、
毎年“スーパー狭き門”となっている
『自己表現入試』へのチャレンジだったのです。

娘にしてはめずらしく、
誰の、何の影響なのか
(おそらく学校や
小学校の同級生からの話や情報を
聴いているうちに・・だと
今では分析していますが)

普段、数字や確率に無関心なのに
「倍率」という数字を氣にして

『自己表現入試』を選ぶことを
選択肢から外してしまっていた
のです。

でも、わたしは
過去の娘の実績を見たときに

“本当に縁のある学校ならば、
娘が心の底から興味のない
勉強を無理にがんばらなくても、
『自己表現入試』が
合格する道となるはずだ”

という感覚・直感を得ていました。

娘の過去の「実績」とは

こうしたことを
日頃からよく観察し、
よく知っておくことこそが
親の仕事ではないかな、
と思っています。

事例1)
とある町で開かれた
「ケーキデザインコンテスト」。

※多くの人が名を知るような
ケーキ屋さん・お菓子屋さんの本店が
子どもたちからの
ケーキデザインを審査して、
見事 選ばれると
そのデザインのケーキを
作ってもらえるというコンテスト。

絵を描くのが好きな娘は
さっそく応募用紙を手にして
家でうんうん、デザインを考えながら
何日もかけて提出デザインを完成。

もうすぐ締切日となるタイミングで
ひょんなことに氣づきます。

「応募枚数は1枚まで、
とか、書いてなかったよね?」

そう、応募枚数に制限がなく
さっそく娘は2枚めにチャレンジ。

締切日が翌日とか、
そんなスケジュール感だったので、
なんと2枚目は
直感とフィーリングで5分で完成(笑)

なんと、そのデザインが
とある和菓子屋さんに選ばれ、
見事ケーキとなったのでした。

当時、お付き合いのあった方々を呼んで
ホームパーティーみたいにして
みんなで娘を讃えながら、お祝いしながら
たいへん美味しくいただきました♡
(内側のヨーグルトムースが
さっぱりしていて、本当おいしかったです)

実は上に乗っているキャラクター、
その街のキャラクターでして、

2枚めを書いたときの閃きは、
“このキャラクターをいれよう!”
だったのです。

そこから、ものの5分で
デザインは完成していました。

ここから分かることは、
「機転がある」「発想力がある」
「瞬発力がある」、そして そこに
「(描くまでの)時間の長さは関係ない」
ということでした。

事例2)
学校の展覧会に行こう!と言われ、
到着する間際に

「わたしの絵、
表彰されてるみたいで〜」

と、サラッと話す娘。

表彰とか そういうことに
氣負いが無いんですよね。
執着もない。

ただの事実としての報告を
受けた感じでした。笑

ここから分かることは、
「表彰とか名声に興味なし」
「それが自慢とか誇りにならない」
よく言えば謙虚、
違う言い方をするとドライ、でしょうか。

心理学の専門家としては、
やっぱり「執着や力みがない」
という表現になります。

表彰とか、選ばれることに
氣負いがなく、こだわりが無い。

だからこそ、
スルッと表彰されている、みたいな。

この2つの事例だけを
掛け合わせてみても、
わたしの脳内では
「むしろ『自己表現入試』でしょ」
という感覚だったのです。

「えっ?!」と驚く娘、倍率を氣にする娘

その反応に驚いたのは、わたしでした。

随分と大人になっちゃったというか、
もう「倍率」みたいな
タダの数字に感情と思考が はたらく
年頃になったんだなぁ・・と。

わたしからすると、
「倍率」が高かろうが低かろうが、
受かるときは受かるし、
受からないときは受からないのです。

関係してそうで、
実は結果に関係しない指標、数字だと
わたしは考えています。

ところが。

結果に関係しませんが、
人の思考やイメージよって
『結果に関係させる・影響させる』ことは
可能なんです。

この違い、伝わりますでしょうか。

「倍率」を過度に意識し、
怖れや心配、不安を抱いたとします。

すると、受かるよりは
受からないかも・・という感覚や
イメージが高まりやすいですよね。

このエネルギーが、
実は不合格という未来と
引き合う力を強めてしまうのです。

倍率は、タダの数字です。

よくよく考えてみれば、
「倍率」と
「その個人が受かるか受からないか」とに
関係は、何もない
のです。

でも、
“高倍率だと、受からないんじゃ・・”
という思考やイメージ、
ネガティブな感情が、
受からない、という現実と引き合う力を
強めてしまいます。

わたしたちは、
「倍率」と
「その個人が受かるか受からないか」とを
分けて考えることによって、
明るい未来と引き合う方向性に
エネルギーの向きを変えることができる、
と、わたしは考えています。

13.8倍を見事クリアして合格🌸

合格発表の日、
娘と夫は、驚愕していました。

娘は驚きすぎて、
爆笑してたでしょうか。

でも、わたしは結構
冷静にその結果を見ていました。

“うん、縁や運が勝ったな”と。

娘から
自己表現入試問題で出たデザインを
再現してもらったとき、
「めちゃ分かりやすいね!」と
親という立場を差し引いても、
やはり才能・感性を感じました。

“どんな問題が出るか
当日見るまで分からない”という、

ほとんどの人にとっては
『不利』に感じる条件が、

娘の特性、

「機転がある」
「発想力ある」
「瞬発力ある」
そして そこに
「(描くまでの)時間の長さは関係ない」
さらには
「(結果に)執着や力みがない」

これらにおいては
『強み』となったことが推察されます。

結果、嫌いな勉強を、
少しはやりながらも続かない、
という状態を娘なりに過ごしながら
最終的に苦手を積み重ねるのではなく、
自分の得意を発揮する形で
合格に至った娘。

相変わらず勉強は嫌いで
夏休みの宿題も
カラスの行水みたいに こなしてますが笑

大好きな授業が、
公立中学校の2倍の時間、
娘が受かった私立中学では実施されていて
そこを猛烈に楽しみに通い続けています。

🌸サクラサク🌸

今回の一連の内容は、

誰しもに当てはまる話でもなければ、
オススメしたい
何かがあるわけでもありません。

受験だからと言って
勉強だけをし続けるわけではない
選択肢もあるよ、

こんなプロセスも
実際に存在するんだよ、と
お伝えさせていただくことによって

受験に対する考え方やあり方、
取り組み方などを
何か考察したり編み出したりする
ヒントやキッカケとなることを祈って。

塾に通わせたり、
その子に合っていないかもしれない
方法を取り続けることによって
たとえ合格したとしても
それまでの“長い”時間や体験が
その子の その後の人生に影を落とす

そんなことが起こらないように、
との願いも込めて。

必要な方々に
この事例が届くといいな、と
思っています。

何事も「enjoy!」したいよね、
というのが
わたしのベース・根本にあリます。

正解も方法も、
ひとつではありません。

むしろ、“正解”なんて
この世に存在していません。

安易に“正解らしい何か”に
飛びついたり、
お金を出すことで丸投げするのではなく
子ども自身をよく観察しながら、
「よりベターな選択肢は何なのか」
「正解ではなく、“最適解”は何なのか」
ということを常に見出し続け、
子どもの望む方、行きたい方へと
適宜サポートしていくことが
親にできる ささやかな
子どもへのプレゼントだと思っています。

一旦、このシリーズは
ここまでにしたいと思いますが、
今後も何かを思い出したり、
追記したいことが出てきたときには
突発的に記事にしようと思います。

ここまで、お読みくださり
ありがとうございました!^ ^

何かご感想や、
感じたこと、思ったことなどあれば
ぜひ教えてくださいね。

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