“この世の理”Vol.15「“すべて決まっている”という安心」

「“すべて決まっている”という安心」

わたしたちが生まれたところから、最後、亡くなる瞬間まで、“すべて決まっている”としたら、あなたはどう感じるでしょうか?

わたしは、この原稿を書く、つい5日前の午前中だったら、「そういう話や概念があるのは知っているけど、そうだとしたら、いま生きてても つまんないじゃん」「人間には“自由選択権”があるんだから、何でもクリエイティブ(創造)できるのが楽しいのであって、すべてが決まってるならクリエイティブでも何でもなくなっちゃって、すごくつまらないよ」と言っていました。

しかし、今なら、これは『自我(エゴ)の声』なんだと、はっきりと分かります。

“ぜんぶ決まっている”なんて言ったら最後、『自我』には存在価値が無くなってしまいます。だから、自我は必死に抵抗したくなリます。自分には存在している意味がある・価値がある、自分『が』つくっているんだ、わたし『が』やっているんだ、そういう感覚が無いことは、自我にとって「=“死”」を意味します。

でも、ここで、よく考えてみてください。

もし、今後の人生 死ぬまで、何かをクリエイティブし続けなければならないとしたら?何歳に死ぬかも分からなくて、その間に何が起こるかも知らずに、つど対処し続けて、先が見えない感じで生き続けていくとしたら?

調子がいいときや、何かしらの成果や実績を上げていたり、人から評価されているときなどは、良い氣分か、何も感じないかもしれません。

“オーケー、オーケー、この調子で創っていくよ!”みたいに、むしろ楽しい感じかもしれませんね。

ところが一転、自分が不調におちいったり、思ったような成果がや結果が得られなかったり、周りから理解されないような、孤独感や焦燥感、悲しみや苦しみ、悩みを抱えているとしたら、どうでしょうか?

“この時がいつまで続くんだろう・・明るい出口はあるのかな?この先、どうなっちゃうんだろう。何かしなきゃ!って思うけど(焦り)、何も浮かばない・・つらい・・”みたいに、ネガティブな感覚がエンドレスに続くような氣がして、しんどくなるかもしれません。

調子がいいときも、不調のときも、人生どちらもあり得ますよね。そうした波を生きるのが地球上だし、人間であると、わたしは思っています。

“自分『が』すべて創っている・選んでいる・やっている”という世界で生き続けると、不調なときに、毎回 焦りや苦しみ、氣ぜわしさ、不安や心配、ネガティブな感覚、悲しみ、孤独感、空虚感・・などなどを感じて、苦しみや悩みにとらわれてしまうと思います。

それが一時的であったとしても、毎回そうしたことに、あなたは囚われたいでしょうか?

今日は、それらが、泡のように消えて無くなる話をお伝えしたいのです

“すべて決まっている”と言うと、わたしたちの『自我(エゴ)』は「嫌だ」と言うでしょう。まるで、自分の存在価値が無くなるように感じるからです。

でも、実際に、“すべて決まっている上(レールの上)を生きている”、“物事は起こしているのではなく、ただ起きているだけである”ということが腑に落ち(昔のわたしのような頭の理解ではなく)、同時に、わたしたちが『自我』から離れているとき、とてつもない【安心】がおとずれます。

そして、実際に頭でも考えてみてください。

自分『が』起こしたと思っているあの出来事は、本当はどうだったかな?と。
すると、氣がついてきます。自分『が』起こしたような、自分『が』つくったような、自分『が』やったようなことのすべては、その大元は、たしかに「起きていた」だけだったのかも、と。

すると、頭でも納得がいきます。これは、わたし自身が体験したことです。

このとてつもない【安心】、これを皆さんに体感していただきたいと強く感じました。

人生が“すべて決まっている”ということは、ものすごい【安心】の上を生きるようなモノです。

そして、すべて決まっている中の、“こまかいディティール”については、わたしたちは「遊べる」のですね。これをわたしは「戯れ」と表現するのが氣に入っています。

この“こまかいディティール”を遊ぶことが、「この世(3次元)での戯れ」であり、わたしたちの創造性や選択を遊べるところだと感じています。

そうやって捉えられると、不安や心配や恐れ、焦りや悲しみ、苦しさや悩みなどの、“ネガティブ”と言われる感覚を感じることはあっても、囚われることは無くなります。

これはとても【氣楽】な世界です。

これをProgram2期の皆さんには、これから個別セッション中でも伝えていきたいと思いますし、ClassやWisdomの皆さん、これからIndividualに関わるだろう皆さんに対しても、個人セッションや集まり、様々な配信やコンテンツを通して、ずっと伝え続けていきたいと感じています。

その意味で、もし今回の文章を読んで、もっと詳しく知りたい・聴きたいことや、よく分からないこと、質問してみたいことなどがあれば、ぜひメッセージにてお知らせください。それをヒントにさせていただき、さらに綴ったりお話ししたりお伝えしたり、重ねてしていきたいと思っています。ぜひご協力お願いいたします。

この【安心】から、すべてを始めたり動いたりしていけば、本当に何事も「大丈夫」、という安心のもとスタートしますから、結果、何が起こっても安心である、という状態になります。

『自我』から離れるには瞑想が、【安心】の領域を感じるにはヒーリングが、“根っからの転換”を起こすには徹底的に自分と向き合うことが有効だと、今は感じておりますので、それらを引き続き、他のコンテンツ等でもお伝えしていきますね。


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