“この世の理”ライブラリvol.01「意識の高低」

「意識の高低」

皆さんにはそれぞれの、プロファイリングデータをお渡ししています。当たり前のことですが、誰ひとり同じ内容はひとつも無く、同じ質を持っていたとしても、他の質との関わりによって、まったく異なる説明や解釈となっていたりします。

本当に、ひとつの学問や切り口、ひとつの分析法で個々人のすべてを見ることはむずかしく、いや、おそらく不可能です。今回、ザッとどれくらいの切り口から分析をかけているのだろうと数えてみましたら、大雑把に数えても18個の切り口を使っておりました。これだけの掛け合わせを持つ、わたしたちです。本当にひとりひとり、絶対的に異なる個体であると言えますし、それを追求しているのが本プログラムであり、わたしにとってはひとつの大きなプロジェクトを動かしている感覚です。

さて、それだけの「質」をお届けしているわけですが、おひとりおひとり、いろんな質が記載されていたと思います。たとえば、体力が大きい/身体が強いという質。一見、とても良さそうですが、ここで課題となるのは、“いかに体力を使い切るか”ということでした。使い切っているとエネルギーは心地よく循環していきますが、使い切れない日があると、余ったエネルギーは自分を痛めるエネルギーとなるため、自分のエネルギーで自分がダメージを受けるという、なんとも胃の痛い話になってきます。

では、同じ「体力が大きい」という質を持っていたとして、①それを日々使い切って生きている人と、②日々使い切れずに生きていてダメージを受けている人と、何をもって分かれていくのでしょうか。

それが今回のテーマ・タイトルである『意識の高低』です。

意識が高いか、低いか、です。

意識の高さや低さ、と言って、それぞれがどういう状態であるか、イメージ湧きますでしょうか。わたしたちは意識が高いとき、全体のしあわせを思って生きていたり、愛に基づいた言動をとっていたり、誰かのためにと見返りなく動いていたりします。意識が低いときというのはこれらの逆で、自分のことばかり考える、何をするにも見返りやリターンを求めている、自分だけ良ければ・今だけ良ければいいという考え方をする、などです。

こう書いてみると、イメージが湧きやすいのではないかと思いますが、いかがでしょうか?わたしたち人間は、このどちらかしか持たないといった、極端な意識の持ち方はあまりしておらず、その時々によって、意識が高くなったり低くなったり、自然と同じで、常に動いてたり変化していたり、しています。

また、周りからの影響も受けますよね。本を読むだけでも、心身魂に沁みることば一つ受け取るだけでも、かんたんに意識を上げることができたりします。まさにこうした文章も、“意識が高まるように”と意図して書いておりますので、そうしたエネルギーの乗った文章を読むことで、素直な方ほど良い意味で影響を受けて、意識が引き上がったりします。

誰かのことばで元氣が出た、とある本を読んで視野が広がった、新しい出会いによって“そんな世界やあり方があるんだ!”とワクワクした、自然に入ったら体温が上がった感じがする・・etc。これらすべて、人や場といった環境から影響を受けて意識が高まっている一例です。

逆に、あの人といると暗い氣持ちになる、“あそこいいよ”と言われて行ってみたら氣持ち悪くなった、とある会に参加したら雰囲氣も合わないし氣が引けて早く帰りたくなった・・etcということが起こったら、周りから影響を受けて意識が下がりはじめている証だったりします。

それくらい、日常の中で、わたしたちの意識は高い低いを行き来しているところがあります。

では、意識を高いままキープしたり、意識を高め続ける・磨き続けるには、どうしたらいいでしょうか。方法は、たくさんあります。人によって、どの方法が効果的か、その人にもよりますし、同じ人であっても時や場が変われば、どの方法が効果的か変わる場合もあります。

たとえば・・

①一番かんたんな方法は、「その場で1分間の深呼吸」でしょうか。好きなカウントでよいですが、吸う息の長さよりも、吐く息の長さを長くとってみてください。8秒で吐いて4秒で吸うとか、10秒で吐いて5秒で吸うとか、普段の呼吸の仕方によって、いま心地よいカウント数は変わると思います。完全に吐き切ることに意識を置いてくださいね。長息健康法という健康法もあるくらい、長い呼吸によって、わたしたちは心身・細胞まで活性化します。なんと、一生にできる呼吸数というのは、最初から決まっているそうです。そのため、長い呼吸をすればするほど、相対的に寿命は伸びていきます。逆に、短い・浅い呼吸を繰り返すほど、寿命までの時間を加速しています。深呼吸をするだけで、自律神経が調ったり、腸の動きが活発化したりして、氣も落ち着きますし、とらわれから抜け出しやすくなり、スッと冷静に俯瞰的に物事を見れるようになります。

②瞑想。今は流行りもある氣がしますが、いろんな瞑想がありますよね。いろいろ試しながら、“自分にピッタリな瞑想法”を見つけてみてください。特に、プロファイリングデータで、霊感や霊能力が高いとか、4次元を生きてるとか、直感が鋭い、環境の影響を受けやすいなどと書かれていた方々においては、瞑想が効果的である場合が多いです。

③自然に入る。このことを、プロファイリングで直接お伝えさせていただいた方もいらっしゃると思います。自然は、完璧です。人間のような思考も感情もありませんから、ただただそのままの姿を見せてくれています。特に、自分の意識を調えたり、磨きをかけていくためには、“人の手が入っていない”自然ほど、適しています。山の中に入ると、どうしてこんな風にこの木は曲がったんだろうか?と驚くような形の木もありますよね。でも、それが自然な姿ですし、それで丁度よく生きていたりします。すべての木がまっすぐで、一定の長さだったり太さだったり、するわけではありませんよね。不完全で、美しい。それでいいということが、それで全体で調和しているということが、ことばを介さなくても全身で感じられるため、調います。

④自分より明らかに“意識が高い”と感じる人と定期的に会う。これは他力本願万歳、みたいな方法ですが、でも、意識的にやったことがある人は分かるかと思います。特に自分ではどうしようもなく意識が落ちているときに、とても自分の意識が引き上がる効果があります。さらに、握手したりハグしたりと、“スキンシップ”ができると、より良いエネルギーの影響を受け取ることができます。いつでも、エネルギーは高い方から低い方へと流れています。自然界において、逆流することはないのですね。ですから、たとえば自分が明らかに下がっているとき、明らかに意識が高い人にあえて会いに行くことで、先方から高いエネルギーが流れてきて、自分のエネルギーを引き上げてもらうことができます。エネルギーや意識が高い人は、そうした仕組みを大概は知っていて、自分なりの意識の高め方や磨き方を持っていますので、人にエネルギーが流れていくことを、何とも思っていません。それよりも、人の役に立つことだったり、人に受け取ってもらう(つまり人に与える)ことの方が喜びですから、遠慮なく会いに行きましょう。

⑤愛や調和、しあわせといった切り口を土台に、いつも物事を考える癖をつける。たとえば、「正しいかどうかよりも、しあわせかどうかが大切」という表現があったりします。正しさを追い求めると、いつの間にかしあわせから遠ざかっているケースは、決してめずらしくありません。それから、「そこに愛はあるのか」といった切り口ですね。何かを選択したり実行したりするときに自問自答されてみると、それまでとは異なる選択や実行方法・内容が浮かんだりするかもしれません。「調和」という切り口から物事を見た場合には、もはや世の中に“敵”は存在しなくなり、とても平和で穏やかな世界がつくられたりします。

まず5つの項目を書いてみましたが、皆さん、いかがでしょうか。自分の意識を高めたり、逆に低めてしまうパターンをご存知でしょうか。

こうしたパターンを知っておくと、自分の意識が下がったときに、すぐに氣づけて対処できますし、常に意識が高い状態をキープしやすくなるかと思います。

どんな「質」も、わたしたちの意識が高ければ、全体をしあわせや笑顔に導くように使われますし、逆に、わたしたちの意識が下がれば下がるほど、その質はひとりよがりなエネルギーを放ってしまい、自分は良くても誰かが悲しむ選択をしてしまったり、その時はいいけど後からとても悪影響が出るような選択をしてしまいがちになります。

わたしたちが携えてきたいくつもの質は、「意識の高低」によって、光にも闇にもなります。希望も絶望もつくれますし、人を癒すこともできれば、人を傷つけることもできます。その質を、人や環境、この世に活かすも真逆に使うも、わたしたちの意識ひとつなのだということを、日々意識されてみてくださいね。

質自体には、いいも悪いもありません。すごいもすごくないもありません。どれかがすごいなら、すべての質がすごいのです。どんな質も、ただの質です。それをどのように活かすのか、振るうのか、どんな影響として発するのか、それらはわたしたちの「意識の高低次第」だということです。

今、あなたの意識は上がっていますか?下がっていますか?それは、いつからですか?下がっている場合、上げていく方法を知っていますか?などなど、自分の意識について、観察や理解を深めていき、意識マスターになっていってくださいね。


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