“この世の理”Vol.25「“世界平和”は、あり得るのか?」

「“世界平和”は、あり得るのか?」

というタイトルを読んで、あなたは、どう思いますか?

また、どう考えるでしょうか?

以前のわたしは、“世界平和”という表現や ことばを見ると、とてもシンプルに「いいことだ」「そうなったらいいよね」、時には、そう明言している人を「かっこいー!」とまで思っていました。

ところが、あるとき、『世界平和は不可能だ』と言い切っている場面に出会います。そう言い切った人が、何の考えもなしに そうしたことを表現するタイプの人でなかった(むしろ逆のタイプだった)ことから、自分なりに考え始めるキッカケとなりました。

すると、考えれば考えるほど『不可能である』ということが身に沁みてきます。

この3次元・現実においては、「誰かが何かを決めたら、誰かは不幸になったり、悲しんだり嘆いたり苦しくなったりする」というのが常々起こっています。また、そうなるようになっている世界、と表現することもできます。

『全員が平和である選択を』

本当の意味で、本質的に、これを実現・実行することは可能でしょうか?

実は、可能である事例を、現時点までに、わたしは見出せていません。

(見出している方がいれば、ぜひアウトプットやシェアをお願いします)

たとえば、自分が事業で大きな利益を出したとします。もっとわかりやすい事例を出せば、業界で80%のシェアを取ったとします。自分の理念に従って、安定的なサービスを出せば、自分や、サービスを受け取る相手にとっては幸せで喜ばしいことかもしれません。

しかし、それまでに同じ業界で大きなシェアを取っていた会社からしてみると、どうでしょうか?また、同じ業界で動いている人や会社が多いほど、その人たちは残り20%を奪い合う構図が出来上がります。究極、自分たちがシェア80%を取ったことによって、倒産したり、事業を畳まなければならない人たちや会社も出ているかもしれません。

他にも、たとえば受験において、合格者は400人だとします。すると、倍率が1より大きかった場合、あなたやわたしが頑張れば頑張るほど、誰かは落ちることが確定、誰かが落ちることが可能性として浮上してきます。希望校に落ちたら、、悲しかったり辛かったりしますよね。あなたやわたしは受かって嬉しい、では、落ちた人は・・?

また、誰かが結婚したとします。結婚を望んで行動もしていた人にとっては、とても嬉しいことですよね。でも、その陰では、お相手に密かに片想いしていた人は泣くかもしれませんし、結婚を望んでいるけど出来ていない人からしたら、怒りの対象・キッカケになるかもしれません。

・・と、こんなことを考えていると、『全員の幸せ』なんて無理じゃないの?=世界平和って、不可能じゃない?という結論に、今のところ、わたしはなっています。

この意味でも、“周りの幸せから考える”というのは非効率的だとも言えます。

確実に自分を幸せにしたり、自分を平和にできるのは、究極、自分だけ。その自分をさしおいて、周りを幸せや平和にできるのか、と考えるだけでも「???」ですし、

今回書かせていただいた内容からしても、『人がどう思うか・考えるか・感じるか(特に感情)』を加味していたら、自分が身動き取れなくなってしまうと感じています。

世界平和よりも、まずは自分が平和であるようにバランスすること。

幸せも同様で、

それらができて初めて、他の人たちのことも巻き込めるかもしれませんし、でも、いつだって、それによって泣く人や悲しむ人、不幸になる人、怒る人、辛くなる人は出てくる、それを知って動いていくことが重要かな、と感じています。

それを知っている上で、限りなく多くの人が、平和であったり幸せである状態を生きているよう何かをしていくことには、きっと意味があると思っています。

この3次元は、“何かを取ったら、同時に何かを捨てている”という風に表現できる世界ですが、不可能だったとしても、すべてを拾い上げる方向へ向かって舵を切り続けることはできるし、その先に何かの可能性が見えてくることもあるのでは、とも思っています。

・・こうした“答えのない問い”は、わたしたち個々人を豊かにしてくれる、縦に横にと深い人間性を育ててくれると感じていて、テーマに挙げさせていただきました。

あなたもぜひ、「“世界平和”は、あり得るのか?」を考えてみていただき、どんなことを思うか、考えるか、自分という土壌を豊かにするために考察を深めてみてくださいね。

わたしも引き続き、このことについては考察・哲学を深めていきます。

※最後まで読まれましたら、アウトプットお待ちしてますー!

“自分にとっての定義”を言語化してみましょう:それがあなたの軸となり、自信が育っていきます。


もしよかったら、アンケートに回答ください。

タイトル一部、記事ナンバーなど判別できる部分で良いので記載ください。









その他のアーカイブ

コメント

タイトルとURLをコピーしました