《月間メッセージ》
今月(11/8〜12/6)までの月間テーマは、『動き出す/種をまく』です。
ここまでの数ヶ月間、内観や自分自身を見るようなプロセスが多かったのではないでしょうか?それらは自分のペースで日常的に続けながらも、いよいよ動き出していくような雰囲氣に満ち溢れています。
氣温などは寒くなっていきますが、自分の動き・躍動によって熱が生まれて、あたたかい、時には熱いくらいのエネルギーで生きていく、動いていくイメージです。
まるで生まれ変わりのようなプロセスを体験している方もいらっしゃると思います。その場合は、“新しいわたしで”、新たなプロセスを進み続けることを、ここであらためて意図してみてくださいね。
わたしたちには、ホメオスタシス(恒常性)という働きがあります。
変化が起こったり、変化を起こしたとしても、“前の感覚に戻ろうとする”、そんな働きのことを言います。新しい自分が馴染み、板についてくるまでは、ふとした瞬間ほど、前の自分で選択したり発言したりしていないかどうか、つど自己チェックしていきましょう。
あと、大切なことは、『リラックスする』ということです。
自己チェックとは、厳しくするものではなく、ただ“前の自分で選んだり言動していないか”観る、というだけです。おっと!あぶないあぶない、みたいな感じで、軽く観つづけるイメージで。自分を管理するとか、逸脱していないか厳しく観るとか、監視するとか、そういうイメージだと力みが入ってしまうと思います。
力みが入っているとき、わたしたちは、実は何事もスムーズにはいかなくなってしまいがちです。自分なりにがんばってやっているのですが、思ったような結果につながらないとか、何か上手くいかないとか、そういうことになってしまいます。
わたしたちの本来の力は、リラックスしているときに最も発揮されます。
そのとき、物事の動きも、とってもスムーズであるのを感じられるでしょう。
リラックスするために、最も簡単で、すぐにできることは、『呼吸』です。
ゆっくり、ゆったり、時間を使って。
吐き出すことからはじめて、吐き切ったら自然と身体が吸い上げる(酸素を取り込むの)に任せて、息を吸っていきます。
“呼吸を愉しむ”
この状態に入っているとき、わたしたちは間違いなく、リラックスしています。
「そんなことをして何になるの?」とか、「それで上手くいくの?」とか、もしそういう思考が出てきたとしたら、あなたはとても焦っていたり、何かに追われていたり、必死だったり、つらい状況にあったり、もしかしたら、“つらい”ということすら認識しないでいないと居られないくらいの状況にあるのかもしれません。
そんなときほど、思い切って時間をとって、何も分からないまま、たっぷりと、リラックスを感じられるまで呼吸してみてください。何が起こるか分からない、何も起きないかもしれない。自我は、これが耐えられません。耐えられない自分(自我)を感じたら、“大丈夫だよ”と、声をかけてあげてください。
本来は、「何が起きても、起きていなくても、どちらでも幸せ」とか、「何が起きても、起きていなくても、どちらでも楽しい」とか「何が起きても、起きていなくても、どちらでも嬉しい」とか、「何が起きても、起きていなくても、すべてが美しい」とか、そういう人生を生きたくはありませんか?
何かが起こるから嬉しい、何かが起こるから楽しい、何かが起こるから幸せ、これは美しくしてあれは違う、そうしたところを生きてしまうと、いつも外からの刺激がなければ、嬉しい・楽しい・幸せ・美しい・・etcを感じられない人生になってしまいます。
それが良くない、とは一概に言えませんが、あなたはどんな人生を生きたいでしょうか。
そんなこともひとつ、考えたり、イメージしたりしながら、このひと月を過ごし、“新しいわたし”がピンと来たことはすぐに動いていってみましょう。
どんな種がどんな花を咲かせ、どんな実を成らすのかは、そのときを迎えないと分かりません。芽すら出ない種もあるかもしれませんし、成長途中で枯れてしまうモノもあるかもしれません。それが自然なことですよね。“すべての花が咲いてほしい”、これこそ自我ですね。そして、不自然な状態であること、少し考えを巡らせてみると、感じ取れることだと思います。自然な状態を思い出しながら、感じるままに種となるモノを蒔いていきましょう。結果は、後からしか分かりません。
新しいあなたが「これ!」と感じたり、それそれ!と感じる何かに、どんどん種蒔きです。エネルギーを注いでいきましょう。
闇雲に、ではなく、しっかり自分自身を観じた上で動いていくこと、それが今回は、とても大切です。そのために、『リラックスしていること』が、とても重要です。
仕事も趣味もプライベートも運動も、レクリエーションも、誰かと会ったり遊んだりすることも、すべてを楽しんでいきたい1ヶ月です。
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